季節と臓腑のマッチング(秋編)【体の不思議】*本格派の施術で理想の身体づくりを。烏丸/四条/五条エリアの鍼灸院*
目次
季節と臓腑のマッチング🍁秋編
日本のいいところってなに?
と聞かれたらなんて答えます?
私ならまず、四季があることと答えます👍
なんて振りはこれだけ!!(笑)
秋と身(しん)と心(感情)の関係性
今日は、秋と身(しん)と心(感情)の関係性について書きます👨
これまでにも何度か登場させました
東洋医学の基礎にある 五行色体表
実は、
各季節と内臓や感情を動かす気の浮き沈みの間にはつながりがあります!
それぞれの季節に対応する内臓の働きが活発になり、
その内臓が作り出す感情が高ぶるのです!!
五行色体表
参考までに・・・
五季
春、夏、長夏(ちょうか)、秋、冬
(長夏は夏の土用、土用とは、各季節の最後18日間のこと)
五臓(中身の詰まっている内臓)
肝、心、脾、肺、腎
五腑(管状・袋状の内臓)
胆、小腸、胃、大腸、膀胱
五主(身体の構成要素)
筋、血脈、肌肉、皮毛、骨(髄)
五志(感情)
怒、喜、思(慮)、憂(悲)、恐(驚)
つまり・・・・
春は肝臓と胆嚢が盛んに働き、感情的には怒りの性質が強くなります。
夏は心臓と小腸が盛んに働き、喜びの性質(浮ついた感じ)が強くなります。
長夏には膵臓と胃が盛んに働き、思い悩む性質が強くなります。
秋には肺と大腸が盛んに働き、憂いの性質が強くなります。
冬には腎臓と膀胱が盛んに働き、恐れの性質が強くなります。
秋という季節は・・・
つまり、秋という季節は・・・
身体的には、肺(鼻や気管支など呼吸器全般)や皮膚の感受性が高ぶり敏感になりますので
そのような人々は、皮膚のかゆみや咳・くしゃみなどが多発するわけです。
主に漢方の世界の言葉ですが、
「冬病夏治(とうびょうかじ)」
というのがありまして、
秋冬の病の有無は、夏の過ごし方にかかっている、
夏の過ごし方は秋や冬に影響するということを言っているんですね😲
ですから、アトピー性皮膚炎や喘息などアレルギーが出る方は、
夏の間の食べすぎや飲みすぎなどによる
消化器官の疲れがコントロールできれば
症状が少し抑えられるかもしれませんよ!👏
また、秋はなんか物悲しく、ふと何かを考えてしまうような
深みに降りていくような季節であると言えますね🍂
そういった雰囲気が芸術の秋、読書の秋など
感受性を豊かにして繊細なものごとを受け取ったり
表現したりするのに適しているのかもしれませんね🌙
ちなみに、院長はこの秋のセンチメンタルな感じがとても好きです😀