手当の整理その2【保険診療編①】*公的医療保険と国民医療費*
目次
- ○ 保険診療?自費施術?医療費の適正化???
- ・公的医療保険と国民医療費の現状
- ・国民医療費
- ・割り勘の飲み会で例えると・・・
- ・医療費増大の原因・・・?
- ・次回は鍼灸・マッサージ・接骨等の業界と医療保険との関わり
保険診療?自費施術?医療費の適正化???
皆さんは、鍼灸マッサージの
保険診療とか自費施術などという言葉を
お聞きになったことがありますか。
また、医療費の適正化なんてことについて
お考えになったことはあるでしょうか。
ここでいう保険というのは公的医療保険のこと
医療費の適正化というのは
病院での診療はもちろん
鍼灸・マッサージ・接骨など幅広く医療類似行為も含めて
消費している医療費の適正化ということです。
なんのことやら???
という方がほとんどかもしれませんが
現状をお伝えするのも
医療従事者の端くれに課せられた
大切な責務ではないかと考えておりまして・・・
どうぞしばしの間お付き合いください😊
公的医療保険と国民医療費の現状
今回は、この次お話しする
鍼灸・マッサージ・接骨と保険との関わりについてお話しする前提として
大雑把、私見モリモリではありますが
公的医療保険と国民医療費の現状について
ご紹介しておこうと思います✨
公的医療保険には主に、
✅会社勤めをしている人が加入する健康保険(組合健康保険、協会けんぽ)、
✅船員が加入する船員保険、
✅公務員や教職員が加入する共済保険と、
✅それ以外の自営業者や、扶養されていない専業主婦、学生などが加入する国民健康保険、
✅原則75歳以上の方が加入する後期高齢者医療制度
などがあります。
日本では、すべての国民が
「国民皆保険制度」
という制度に基づく
公的医療保険に加入することになっていまして。
(実際には加入していない人も・・・)
その制度があるから
私たちが病気や怪我で
病院などの医療機関を受診した際にかかった医療費
(診察代・検査代・治療代・薬代などなど)
の大半を国が負担しています💴
まあ国がというよりも
保険に加入している国民が
身分や所得に応じて支払っている
月々の保険料によって負担し合っている💴
と言った方がリアルでしょうかね👀
国民医療費
1年間に医療保険で賄われたお金の総額を
国民医療費というのですが、
おいくらぐらいだと思われますか???
平成30年度の
日本の人口1人当たりの国民医療費は343,200円
総医療費は43兆3,949億円にまで膨れ上がっている!!
なんて言われても
もうそれってよくわからない金額ですね💦💦💦
ただ事実として
ご自身が医療を受ける・受けないに関係なく
ご自身あるいは全然知らない人の分も含めて
1人1人に対して年34万円以上の医療費が
使われている計算になるんだということですね!
経済成長があっての国民医療費の増大であれば
大きな問題とはならないのですが、
医療費だけが増え続けている現状を
何とかしなきゃということですね!!!
割り勘の飲み会で例えると・・・
ここで国がと言ってしまいますと
「ああそうなんですね」
なんて他岸の火事のように感じさせてしまいますので
例が悪いと叱られるかもしれませんが
少しわが身のこととして捉えていただきましょう👍
ご自身は今割り勘定のお食事会に参加している
というようなシーンを想像してみてください👀
一人一人はその会が割り勘定であることを意識しているのですが
まあ人の意識など、十人十色ですからね😏
お酒が入ってきたりすると
中にこんな人いらっしゃいませんか?
「別にどうしても食べたいという訳ではないけれど・・・割り勘だしね!!とったら誰かが食べるんじゃない?」
というようなノリで注文し続ける
あるいは逆に
「私はお酒を飲まないから割り勘負けしないようにたくさん食べとかなきゃ」
なんて損得勘定だけで・・・
そうやって個々が個々の都合で注文しまくったとしたら
最後のお会計がものすごいことになっている😨
今の医療費の状況はそのような感じにも似ていますね💦
会全体の会計を国民医療費と置き換えますと
お食事会に参加している人々が
国民皆保険制度の加入者です。
医療費増大の原因・・・?
医療費増大の原因の最たるものは
がん治療をはじめとする
新薬や新技術に伴う高額医療の導入ですから
上記のようなことは単に一要因でしかないのですが
ここでは私の次のブログが書きやすくなるように
1つの実態を挙げておきましょう👍
ご近所などでこのような場面に遭遇されたことはありませんか?
開院・開店よりもはるかに早い時間から
整形外科や接骨院の前で元気よくお話をしながら
順番待ちをされている人たちの列!!
いかがですか。
ほんとに今かからないといけないの?と感じさせるような・・・🤔
ご自身は健康に留意して病院にもかからず
いつかの大事に備えて保険料を支払い続けている。
なのに一方では・・・
もともと国の課題は国民1人1人の課題です🥺
というように認識することは
なかなか難しいことだな・・・とも思いますが、
医療費の適正化という課題を
国民一人一人が少しは自分自身に降りかかっている問題として
捉えられるようにならないとだめなのかもしれませんね!
ここからは蛇足ですが・・・🐍
今騒がれている新コロ患者が減らないという問題と
医療費が増え続けているという問題
割り勘に対する個々の捉え方?(笑)
それらの問題の根っこはなんか同じところにあるような気もしますね😲
利己主義、無関心自由、自己責任の欠如
今こそ個人の在り方が問われている時なのではないでしょうか!?
あっちょっと言いすぎというか話が飛びすぎかな(笑)
次回は鍼灸・マッサージ・接骨等の業界と医療保険との関わり
それでは今回はこれぐらいにして
次は
鍼灸・マッサージ・接骨等の業界と医療保険との関わりについて
実態を交えながら具体的に考えていきます。
どうぞお楽しみに!!