腰痛を知ろう!その3【体の不思議】*椎間関節性腰痛を軽減・烏丸の鍼灸院*
目次
椎間関節性腰痛
このブログでは、
施術だけでなく、ご自身にも日々の生活の中で
少し頑張っていただかないと改善しにくいかな?(笑)
といった、ちょっとややこしい感じの
椎間関節性腰痛(ついかんかんせつせいようつう)という、こしいたについて書いていきます📝
椎間関節性腰痛とは・・・
まずこの腰痛のことを知っていただく前に
人の脊柱(せぼね)と椎間関節について
お勉強しましょう📝
脊柱は、横から見るとS字状に彎曲(わんきょく)しているように見えます。
頸では前に膨らんでいるように見えるのが正常⭕で、
それが頭の方から背中の方までまっすぐになっている頸を
ストレートネックと呼んでいます。
背中では後ろに膨らんでいるのが正常⭕で、
その後ろへの膨らみが大きくなりすぎている状態を
猫背と呼んだりしています。
腰の方では通常前の方に出ていく⭕のですが、
この部分がまっすぐになっていて
うつ伏せになった時にごつごつと骨のでっぱり(棘突起(きょくとっき)と言います)が
触れられるような状態を腰椎が後弯(こうわん)していると言います。
椎間関節性腰痛の方はこの腰椎が後弯していることが多いように感じます👀
これが良くないんですねー!!
そうなりますととりあえず腰は「うわーん」😭ですよ。
なぜかと言いますと、
脊柱はそれぞれの高さで湾曲を示すことで、
重たい頭や腕など、上の方から乗ってくる体重が、
腰など、下の部分へまともに伝わらないよう
負担を分担させているのです✨
まっすぐというのは、上からの体重が逃がせなくなるということなんですね!!
椎間関節(ついかんかんせつ)について
次に椎間関節についてですが、
脊柱は、26個(成人の場合)の椎骨が縦に並んでできた一本の柱です。
そして、その上下に並ぶにこの椎骨
(上の椎骨の下関節突起と下の椎骨の上関節突起というそれぞれのでっぱり部分で連結)
椎間関節というほとんど動かない骨の連結部を形成します。
椎間関節は他の関節と同じように
関節包という硬い袋に包まれているのですが、
その袋には知覚神経(痛みを脳に伝える神経)がいっぱい張り巡らされているんですね🧐
また、椎骨の表面にある骨膜にも知覚神経がありますから
それら組織の炎症や、近くにある筋肉などが浮腫によってはれたりして
神経に触れちゃったりすると、びりびりー⚡⚡⚡
なんてことになるわけです😨
椎間関節性腰痛の判断方法
このタイプの腰痛は・・・
持続性でじわーっと
「あー痛てててえ → ああもう痛いなあ!!」
というような感じで痛む筋・筋膜性腰痛と違って、
「ずきん!!」とか「ぎくっ!!」
「あっ痛たあ → ううん終わったー、動けねえ!!」(悲鳴)
といった感じでしょうか💦
もしご自身の腰痛がどのような種類のものなのか
方向性をお知りになりたい場合は、
後ろに腰を曲げたときに「ズキン」と前に曲げたときよりも痛む、
あるいは、右に曲げたときに同側の右側、
左に曲げたときには左側というように
曲げた側(椎間関節が押し付けられるため)が痛むのがこの腰痛です。
痛みを軽減させていくために
筋・筋膜性の腰痛と違って
施術によって痛みを除去した後も
お尻の筋肉や体幹のインナーマッスルのトレーニングを習慣化して
「ぎくっ」とずれてしまわない強い腰を作るとともに、
腹筋なども頑張って少しでも腰椎の後弯を軽減していく必要がありま💪
ただ、ここまで話しといて叱られるかもしれませんが、
人の腰痛なんて、
そんなにきっちりと分類できるものでもありませんから
結局ケースバイケースってことになるんですよね
(なんじゃそりゃー!😱)
次のブログでもまとめますが、一つ言えることは、
筋・筋膜性腰痛であっても
椎間関節性腰痛であっても
適度な筋力トレーニングと
ストレッチを続けることなど、
一発の施術だけで症状を消すということではなくて
施術の力とご自身の頑張りを足して
永続的に良い状態を維持していくんだという
意欲と希望を持つ(持たせる)ことが大切でしょうね👨